トイレ


施工中、現場では古い「仮設トイレ」を使っていた。

「仮設の準備」のところでも書いたが、このトイレ、気温が高くなるにつけていろいろ悩まされた。

「でも、自分達が出したものでしょう?」と言われればそれまでだが、小さい頃から「洋式水洗トイレ」で育ち、最近はすっかり「シャワートイレ」に慣れきってしまっている。

昔は駅とか公園のトイレは臭くて汚いものだった。
だが最近はトイレ事情も異なり、「臭いトイレ」に遭遇することがほとんどなくなった。

それなのに、自分達の現場に「臭いトイレ」が存在しているのだ。
これはかなり耐え難い。

やっと設備屋さんが配管接続してくれて、水洗トイレも使えるようになった!!
これで快適生活ができる。


INAXのシャワートイレ




カタログには壁付リモコンタイプやオート洗浄・オート便座開閉タイプなどいろいろなタイプがあった。

便利になったのは良いが、全部機械任せでは人間の脳は退化する。

だから、暖房・シャワー・脱臭という基本的な機能だけのタイプにした。
(本当は「安いタイプ」を選んだだけ・・・苦笑)

色は外壁アクセントカラーと同じ「ブルーグレー」。



トイレは、洗面所をはさんで浴室と反対側に設置。




トイレに腰掛ければ、浴室窓を通して外の景色も見える。

「あぁ〜、幸せだな〜!!」
な〜んてネ (笑)。

余談・・・トイレと凍結のおはなし


「シャワートイレがない生活は考えなれない」

それはちょっとオーバーな表現かもしれないが、トイレ機器を考える時、当然「シャワートイレ」しか思い浮かばなかった。

だが、地元の設備屋さんと打ち合わせをした際、「シャワートイレはおすすめできない」と言われた。

理由は、またもや「冬の凍結」である。

トイレにも「寒冷地仕様」というのがある。
便器の水抜きができたり凍結防止ヒーターが付いていたりするものだ。

便器については、給湯機同様に「ヒーターに頼ると停電時に困る」ということで、一般的な水抜きで凍結防止をすることにした。もちろんタンクには不凍液を入れておく。

問題は便座、つまり「シャワー便座」だ。

シャワー便座は便座内部の水抜きがちゃんとできないらしく、それが凍結破損を起こすかもしれない。

設備屋さんのアドバイスに従って「シャワー便座」は諦め、「暖房便座」にしようとも考えた。

だが、一度あの快適なシャワートイレを経験すれば、「壊れるかも?」というだけでやめる決心はつかない。

悩んだあげく、「壊れたら、壊れた時に考えようよ!」ということで、シャワートイレにすることになった。

後は水抜きを一生懸命行い、気温が下がり過ぎないことを祈るだけだ。

給湯機、トイレ・・・、寒冷地では考慮しなければならないことがたくさんある。

寒冷地での田舎暮らし、ちょっと大変かも・・・?

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