仮設の準備
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通常家を建てる場合、施工について全部まとめて建築業者(大工さんetc)にお任せするが、私達はセルフビルド、仮設水道や仮設電気の手配も自分達でする必要があった。
最初は「未経験なのでちょっと面倒」とも思ったが、勇気を振り絞って業者に電話すると意外に簡単だったし、「素人なのでよくわからない」と正直に言うと、親切にいろいろ教えてくれた。
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仮設電気
電気屋さんは、近くでログハウスを建てた方に紹介してもらった。
仮設電気の見積もりを依頼すると、すぐに現地に見に行って計算してくれた。
見積金額はとてもリーズナブル、早速お願いすることに・・・。
工事開始予定より1ヶ月も前から依頼していたのだが、ギリギリになって「間に合わない」との連絡が入った。
「仮設の電柱にも公園法の申請が必要」ということで、「許可が下りるまでこれから1ヶ月かかる」とか。
今まで随分日数があったのに何もせずにいたのかと思うと、ちょっと厭きれた。
結局、基礎工事は発電機で作業。(電気屋さんが貸してくれた)
この電気屋さん、人は良さそうだけれど田舎ペースなのか、申請などについての説明も何だか要領を得ない。
それでもログ組み作業時には何とか間に合った。
結果オーライ、これでいいのかも・・・?
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仮設水道
土地を管理者しているのが地元設備業者だったので、そこに依頼した。
「立場を利用した悪徳業者だったらイヤだな」と少し心配したが、出てきた見積金額はとてもリーズナブル。
ただ、都会の業者のように「対応テキパキ」という感じはなく、電気屋さん同様にちょっとのんびりペースかな?
地元業者と上手に付き合うためには、こちらの考え方も切り替えが必要なようだ。
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仮設トイレ
セルフビルド中は多くの仲間にお手伝いしてもらう予定だし、すぐそばに公共トイレもないので、仮設トイレを設置することにした。
仮設トイレはレンタルしてくれる業者があるようだが、私達は知り合いから借りたのでレンタル費はゼロ。
難点は古いトイレだけに快適さもゼロ。でもタダなんだから我慢、我慢 !!
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実はこのボロ仮設トイレ、その後いろいろ悩まされた。
最初は「虫」である。いわゆる「ハエ」と「ウジ」。
対処方法などをインターネットで調べてみた・・・
微生物と汚物のバランスが良くない?
そこでボカシetcを入れてみた。同時に、ハエを寄せ付けないように「バポナ」も吊るしてみた。
最初は効果があるように思えた。。。が、夏に近づくにつれてハエの数は復活。
隙間だらけのこのトイレ、少しの微生物も強力バポナもあまり効果がないように思えた。
夏になり、気温が高くなるにつけ、猛威を振るいだしたのが「ニオイ」である。
トイレの中だけでなく、周囲までその臭気を漂わせている。 (ご近所迷惑になる)
そこで、便槽に殺虫剤を投入。いわゆる「ウジ殺し」だが、これはニオイの防止にもなる。
この殺虫剤、ニオイ防止効果はテキメンだが、残念ながら持続しない。
投入後2時間程度は薬剤の香りがしていて、ハエも近づかない。
が、その後はいつもどおりに戻ってしまう。
この頃、トイレに行くのが非常に苦痛になってきた。トイレに入ると、悪臭が体にしみ込むような気がする。
とうとう彼が気休めに「蚊取り線香」をトイレに置いた。
これが予想外に効果があった。
悪臭も蚊取り線香の香りには勝てず、トイレ及び周辺は蚊取り線香の香りが漂った。
トイレのニオイに引き寄せられるハエも、蚊取り線香の香りが充満している間はほとんどいない。
朝に火をつけた蚊取り線香はお昼過ぎまで活躍し、消えた後も夕方までその香りをトイレ内に残している。
蚊取り線香の意外な活用方法だが、私達は蚊取り線香に大いに感謝した。
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宿泊場所の確保
「建築中、できれば現地で泊まりたい。そうすれば朝早くから作業もできるし・・・」
ということで、当初は現地でテントを張ってキャンプをするつもりだった。
でも、幸いなことに知り合いがキャンピングカーを貸してくれた。
キャンピングカーはとても快適。
快適すぎて「キャンプしている気分」は味わえないが、雨降りも気にならないのが一番の利点。
朝、ここで鳥のさえずりで目が覚める・・・とてもしあわせな気分なのだ。
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