ヤーコンとジャガイモ


家庭菜園の初年度は、とりあえず「 経験した」という程度。

楽しかったが、「収穫」という点からの満足度は低かったので、2年目の今年はもう少し考えて育てたいと思う。

4月19日、雪が解けた斜面にミニ畑を作る。日当たりの良い特等席だ。


 

ここには、ご近所さんからいただいたヤーコン種芋2個を植えた。

実は前週にすでに芽がでかかった種芋をもらったのだが、地面に積雪があったために 植えられなかった。

土と一緒にして小屋地下に保管しておいたが、ちょっと元気がない。
「大丈夫かな〜?」

(その後もヤーコンらしき芽は発見できず、、、失敗!)


「畑は目立たないところに作って」
そう主張する彼の考えに従い、昨年豆類栽培のために作ったミニ畑を今年は拡張して、ここにジャガイモ(男爵)を植えることにした。

種芋は自宅のご近所さんから いただいた。
「もらってばかりで、ごめんなさ〜い!」

 

でもこのミニ畑、小屋の裏側なので日当たりがイマイチ。

「ここでも日当たり十分だよ!」と野菜作りに興味がない彼は言うが、昨年ここに植えた豆はイマイチで・・・。

「日照不足? 水不足? それとも肥料不足かな?」

それに、この前ここを野生のサルが通っていたことも気になる。
「掘り返されて、種芋が食べられてしまわないかな〜」


5月 16日 ジャガイモ畑


 

日当たりの良い部分では、4ヶ所ほどで無事に小さな芽が出ていた。


5月 30日




他の種芋からも芽が出ており、最初に出た4本は背丈が20cm程になっていた。

根元に追肥して軽く土寄せ。でも寄せる土がなく、気持ち程度・・・

「土寄せを考慮した畑作りが必要だったね」(苦笑)


6月 6日


 

背の高い株には花芽らしきものが・・・


6月 21日




早く芽吹いた株には、少し花が 咲いていた。
しかし、株自体はなんだかヒョロヒョロになってきたような・・・


8月1日


 

ご近所のT家での朝食時、掘りたての新じゃが をいただいた。
とてもおいしい「キタアカリ」だった。

収穫には少し早めだったが、今年の長雨で一部傷みも出たので掘り起こしたとか。
5株で小さいものも含めて75個も収穫できたらしい。


・・・ということで、 裏庭ミニ畑の ジャガイモを チェック。

春早く芽吹いた苗3本の地上部は、すでに枯れてなくなっていた。
それで株があったと思われる所を掘ってみた。

まずは1株め・・・何も出てこない。
「あれ? 収穫なし? そんなはず ないよね?」

もう少し深く掘ってみたら、出た〜! でも、たった5個。
大きさは直径5〜7cmの中サイズ。初めてにしては まあまあ かな?




でも予想していた"小粒コロコロ"がまったく出てこない。

続く2株めは、小粒コロコロが3個と中3個、そして3株めは大1個と中2個のみ。


 

「あらら、今回はたったこれだけ〜」
「どうせ『ままごとの野菜作り』なんだから、『ままごとサイズのじゃがいも』で 十分なんじゃない? 」

初収穫の男爵はその日夕食時に『ジャガバター』でおいしくいただいた。
丸ごとレンチンしていただくには good size!

男爵はキタアカリと比べれば「ホクホクのアッサリ味」系。

「来年はキタアカリを植えてみたいな〜」
もうすっかり頭の中は 来年の収穫に・・・(笑)


その後も小屋を訪れる度、夕食の材料に必要な分だけジャガイモ畑から掘り出して、10月末まで大いに楽しんだ。

そして雪が降る前に、少し残っていたのもすべて 掘り出した。




ジャガイモは連作できないというが、来年も作ってみたい作物だ。

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