ブルーベリー、初めての大量収穫


小さな木を植えて4年後、一度たくさん実をつけたことがあった。



『ブルーベリー、飛躍の年?』


「これからはたくさん収穫できるかも・・・」という期待に反し、それ以降もほとんど実をつけない。

毎冬の重い積雪で枝が折れるし、樹形はちっとも大きくならないので収穫は諦め、秋の紅葉を彩る樹木程度で楽しんでいた。




それから7年が過ぎた2019年、ジャム1瓶程度ならできそうな量の実がなった。
実が熟すのを待っていたところ、ある日忽然と実が姿を消した。

樹の下に落ちている形跡もない。
多分、最近裏庭にも神出鬼没のサル軍団の仕業だろう。
まぁ、こういう自然豊かな所なので、野生動物のお腹に納まるのが自然の流れというもかもしれない。ブルーベリー収穫は今後も諦めるしかないだろう。



翌2020年5月




今年もブルーベリーがたくさんの花を咲かせている。

やはりそれだけ樹が大きくなって、花もたくさんつけるようになったということなのだろうか・・・

6月末、それらが実となり、今まで経験したことがない大豊作の様相を見せている。




こうなると人間というものは欲がでるというもので、こんなにたくさんの実すべてをサル軍団にあげるのはどうも納得でない。

少しくらいは自分たちで収穫し、ジャムを作ってみたい・・・


7月、色づき始めた実




サルたちに気づかれる前に、樹をネットで覆った。

こんなネット一枚で、果たして実を野生動物から守れるだろうか・・・




そして翌朝、すでにネットには数か所の小さな穴。
喰いちぎろうとした努力の跡のようだ・・・。




まだ買ったばかりのネットなので劣化もなく、なんとか持ちこたえた。




そして、穴を開けられたところはビニールひもで補修。



その後、いろんな方々にブルーベリーは狙われたり、食べれたりしたが・・・




(ネットの上から食べられないか挑戦したけれど、すぐに諦めたアナグマ)




(どこかに隙間がないか、穴を開けられないか、かなり長い間思案しているサル)




なんとか、ボール1杯分の収穫ができた。これでジャムかソースが作れそうだ。

 


本当はもう少し熟してから収穫したいし、もっとたくさん収穫もできたのかもしれないが、追熟を期待した一週間の留守中に色づいた実がすべて誰かに食べられていたり、ネットが大きく破られていたり・・・


 

でも、念願だったボール一杯分の収穫ができたことだし、野生動物にも食べる権利はあるのだろうから、まだこれから収穫できそうな実も残ってはいるが、8月末にすべてのネットを外した。

来年もこのネットたちが頑張ってくれるといいけれどね・・・




(8月末、ブルーベリーのネットを外す)


 
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