ゴールデンウィークの鳥たち 2014


例年、ゴールデンウィークは夏の鳥たちが渡ってきたばかりで、バードウォッチングはこの時期 小屋暮らしでの楽しみのひとつになっている。




冬限定のエサ台もそろそろお役御免になる頃だが、今年になって設置したバードケーキにやっと小鳥が来るようになった。




この常連さんはシジュウカラとヤマガラ。

特にヤマガラは今まで裏庭で見る機会が少ない鳥だったが、今年はエゴの木があることを学習したらしく頻繁に訪れる。

エゴの実が大好きなヤマガラだが、時々エサ台のヒマワリも。

「そろそろ撤収時期だけれど、せっかくだから連休中はヒマワリを置いておくか・・・」

そして近くの巣箱にはシジュウカラ夫妻が入居中。
以前ゴジュウカラ夫妻が子育てをした同じ巣箱だ。

そういえば、今年はゴジュウカラ夫妻の姿を見かけない。
エサ台からいつもヒマワリの種をせっせと運んで貯食していたあの常連さん。
「小さな鳥たちは寿命が短いからね」

自然界の楽しい出来ことも悲しい事柄も感じるバードウォッチングだ。


5月初めといってもまだこのあたりでは雪が解けて 春になったばかり、
鳥たちもまだ縄張りが確定せず、さえずっている固体も少なめ。




そんななか、朝早くから美しい声を響かせるのは常連のアオジくん、
彼らの歌声で目覚める素敵な季節が今年もやってきた。




満開ちかくになったオオヤマザクラを目当てにやってきたのはヒヨドリ。

小さくて動きが早いので写真は撮れなかったけれど、甘い蜜が大好きなメジロたちもサクラの花の間を飛び交っていた。


この時期に絶対見たい夏鳥はこのキビタキ、
オスの美しい黄色がやがてやってくる夏を連想させる。




まだ渡ってきたばかりらしく、伴侶を見つけるために縄張り設定とお相手探しに忙しそうだ。




そして私の一番のお気に入りは、コサメビタキ。




地味な羽色の小鳥だが、まんまるおめめがとってもキュート。




すでにカップルが成立し、この日は巣材運びをしていた。


そして連休の超オマケは、この鳥、ヒレンジャク(尾の先が赤い)

冬に日本にやって来る鳥だが、今まで見たことがなかったので念願かなってとてもうれしい。

団体さんで賑やかに会話しながら、木の上でしばし休憩。

西日本に渡ってくることが多いヒレンジャクなので、越冬地から北へ帰る旅の途中なのかもしれない。




「逆光できれいに撮れないな・・・」

隣では彼が ブツブツ言いながら デジスコのシャッターを切っている。

でも実際にフィールドスコープでとてもきれいな色も見れたので、本当にラッキ〜♪

「やっぱり バードウォッチングは 小屋のテラスに限るね!」

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