9号棟のゴジュウカラ


今年分譲した巣箱の中で、最初に入居を決めてくれたゴジュウカラのカップル。




その後も順調に抱卵・子育てが続いているようだった。

 

5月の最終日曜日、彼は朝からずっと テラスで9号棟のようすを 見ている。


 

「さっきから ずっと 同じ体勢なんだよ」




よく見ると、一羽がずっと入口付近に留まっている。
しばらく見ていたが、中に入ろうとしない。

「ちっとも動かないわね〜」
「そうなんだ。何をしているのかな〜?」


 

しばらくして巣箱の上に移動。
中の様子が気になるようだが、巣箱に入ろうとしない。




今度は横の木に移動。


 

 よく見るとエサの虫をくわえている。またまたその木でじ〜っと・・・


 

随分長い間木に留まってから、ようやく巣箱の中に頭を入れた。




入口付近で何か動く影が・・・




「あっ、ヒナだ!! 黄色いくちばしが見えたよ! 巣立ちを促しているんだね。」

親が去ったあとも、時々巣箱入口では外の様子を伺うヒナのかわいい眼が・・・。




「明日あたり、巣立ちかな? 来週はあの巣箱、きっと空き家になっているね。」
「巣立つところ、見れないわね〜。残念!!」

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