ブロッコリー


ミックスサラダの栽培に気をよくし、無謀にも他の野菜の種も蒔いてみることにした。

6月半ば、庭の片隅に小さな畑を作った。




庭のあちこちに点在する石に囲まれた花壇のような小さな畑、
「私の畑」というと、「畑ってどこにあるの?」とみんながたずねる程だ。(苦笑)

今回はミニ畑にブロッコリーの種を蒔いてみた。

本来素人は苗を購入して植えるべきなんだろうが、栽培時期が平地とは異なるので苗の入手が難しく、今回はとりあえず100円ショップで購入した種を蒔いてみた。


7月半ば、ヒョロヒョロだけれどもとりあえず苗が20cm程になっている。




でもよく見ると、イモムシくんもいた・・・。
虫も裏庭の一員、だから駆除はしない。

「でもお願い、全部食べつくさないでネ!」


8月、気温が高くなるのつけ、虫達の活動が活発になった。




イモムシたちは小さくて柔らかそうな株の葉からムシャムシャ食べ始め、葉を食べつくすと隣の株へ移動。

丸坊主にされた株が増えていく。




小屋に遊びに来た彼の同級生が言った。

「これ、ブロッコリーだよね? あまりに小さくて、何だか確認するのも悪いみたいで・・・(苦笑)。
 もう収穫はあきらめて、こういうのはきっぱりと『新芽を茹でて食べる』という発想に切り替えるといいよ」
と。

そうアドバイスされても、やっぱりどこまで育つのか試してみたい。

「ここは高原、ブロッコリーの収穫は秋なのだ」と自分自身に言い聞かせて・・・。


9月半ば、そろそろブロッコリーが収穫できる時期だろうか。

2週間前にチェックした時、うれしいことに、一つの株の先端に小さな蕾の塊りを発見。

私の予想では「小さめでも食べごろのブロッコリーの塊りが一つ収穫できるだろう」・・・と。

しかし、その期待はみごとに裏切られた。

2週間前に小さな塊りだった蕾は、サイズはそのままで茎部分が徒長して先端が茶色く・・・。

やっぱり世話をしない素人には、そう簡単にお野菜を収穫させてはくれない。

よくみると、その隣の株にも小さな蕾の塊りが・・・。

 

クローズアップ写真では立派なブロッコリーに見えるが、実は直径4cm程度の
とても小さな塊りである。

それでも喜んで収穫し、茹でて朝食に・・・




「こんな不出来なお野菜でも、自分で育てるとおいしいのよ〜 」

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