バルコニー


8月13日

お盆休みは作業を一気に進める絶好の機会、彼は朝から一人黙々と内装作業に励んでいる。

丸ノコが使えない私はここ数週間、ずっと外壁や窓枠の塗装をしている。

「オ〜イ、いつまで塗装にかかってんだ〜?」 背後から声が聞こえてきた。

「塗装だって大切なお仕事なのに・・・(怒)」とは思いつつ、これと言って成果が見えない塗装ばかりでは能がない。

そこで、「釘で固定するだけ」というバルコニー床を担当することにした。




「なかなかいい感じ♪」


「バルコニーの手すりについては今のところ考えていない」

そういう私達に、友人・知人は口を揃えて言った。
「手すりは必要だよ。酔っ払って真っ先に落ちるのは多分、俺・・・」
まあ、作業が一段落したら、何か考えてあげるよ。




基礎工事を始めた頃は残雪があったけれど、今は秋の気配・・・

余談・・・


バルコニー床、金槌でトントン釘打てば、ハイ終わり・・・

だが、日頃大工仕事と無縁の人間にとって釘打ちはそう簡単な作業ではない。

釘頭が板に沈み込むようにするために「思いっ切り強く打たないとダメだ」という彼のアドバイスに従った。

結果、釘の周りにはなぜか丸い刻印のようなものが・・・(苦笑)




家族にログ作りを手伝ってもらいたいと思っている世の中の男性諸君、こんな仕上がり具合も笑って許せる広い心を持って・・・ネ。

余談もうひとつ・・・


ある日、自宅でテレビを見ていた。

その番組は「タレント二人が協力し、海にもぐって食材をゲットする」というものであった。

タレントAは運動能力が高く、食材のほぼすべてはAが獲った。

そしてタレントBは、その食材を食べるだけである。
でもBは言った、「これは二人の共同作業」と。

笑って見ていた私達であったが、その後彼が私の後ろでつぶやいた。
「我が家の場合も『ログハウスは二人で作りました』って言うんだろうな〜」

「セルフビルドでログハウスを建てている」という話になった時、私は「自分達で」と言い、それは「彼と私の二人で建てている」という意味である。

そういえば彼は「自分達で」とは言わず「自分で」と言っていたように思う。

そうか〜、大工仕事の手助けにならない人間を、彼はセルフビルドの相棒とは考えていないのか・・・(悲)。

私は「セルフビルドに参加している」と思っていたのだけれど・・・(涙)。

「もう現場手伝いはしないよ!!」(怒)
とその時は考えたが、残念ながらすでに週末の現場作業は私にとっても楽しいイベントになっており、現場に行かない週末は考えられない。

結局、今週末もワクワクしながら現場に出向くことになるのである・・・

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