春の楽しみ





5月、裏庭にも"緑の季節"がやってきた。


毎年楽しみにしているヤマザクラの開花だが、うまくタイミングを合わせるのが難しい。




この日もすでに見ごろを過ぎて、ひらひら花吹雪・・・

満開の花が見れなかったのは残念だったが、ひらひらと舞い散る桜も風情があっていいものだ。


天気予報は「晴れ」でも、標高があるせいか雨が降ることはよくある。




でもこの時期は木を植えたり、野菜の苗を植えたり、種を蒔いたりと忙しい季節である。

小屋の中でのんびりくつろぐわけにはいかない。




雨がちょっと止んだ合間に庭仕事。

今年は"カツラ"の木を新しく2本植えた。
初年度に1本植えたがすぐに枯れてしまったので、再度仕切り直しというわけ。




そして私のミニハーブ園も仕切り直す。
有機肥料とストーブの灰を撒いて、植え付け準備完了。


初年度に植えたモクレンは冬の積雪で枝が折れたり、花芽をウサギに食べられたりしつつも大きくなって、今年はたくさん蕾をつけた。






「でも次回小屋に来た時はすでに花は終わっているわね」

花が咲いている期間は短く、ここに住んでいないと見逃してしまうことも多い。




あれ? 庭の真ん中に赤い花、何だか違和感が・・・

誰も植えていないのにチューリップが2輪、真っ赤な花を咲かせていた。

「実家から持ってきたモミジetcの苗木にくっついて来たのかも?
世話もしていないのに勝手に咲くなんて、きっとここは栄養がいいんだね。」

 

私たちは自然の花が好き・・・
ミズバショウ、オオヤマサクラ、そして庭一面に咲くスミレ。




最初の年はほとんどなかったスミレも、彼が毎年草刈を一生懸命した結果、スミレが増えて、今では春の裏庭は紫色に染まる。




花のような派手さはないが、小さな新芽も愛らしい。

タラの芽吹き、育てているので採らないでネ〜。


 

そして葉が美しいシダは私のお気に入り。


シダ類には、おいしいものもたくさんある。

「探せば20本くらいは採れると思うよ」

そう言って、庭でゴソゴソしていた彼、今年初物のワラビを一掴みして戻ってきた。




「春って、魅力いっぱいよね〜♪」

● 「庭を育てようtop」へ戻る