2022年 7月


小屋完成後に庭の手入れを始めて15回目の夏。




最初は何もなかった庭だが、その後に植えた小さな木々が大きくなり、自然の草花と植えたものが混じり合っていい感じになった。




自然に生えるヒメジョオンは増え過ぎないように管理しつつも、まとまって咲いていると美しくてうれしい。

私の両親が最後に小屋に来たのは『海の日』の連休

「絵を描くために」と言って父がヒメジョオンの写真を撮っていたのが思い出される。




一方、母は「ママのお母さん(私の祖母)が好きだった花」と言って、ムラサキツユクサをうれしそうに眺めていた。

ムラサキツユクサは庭の手入れを始めた年に京都の山友夫妻がくれたもの。
気候があっているのか、放っておいても株が大きくなって毎年花をつける。




最初の頃に種をまいたトラノオは今や裏庭の夏を彩るメイン植物。




数年前に植えたキョウカノコ(シモツケソウ)も少しずつ増えている。


小屋を建てていた頃、近くの山で登山道脇に咲く自生のアジサイをみた。
冬が寒く雪も多いこの地域でもアジサイは育つことを知り、裏庭にも植えてみることにした。

ただ、私達は派手なアジサイは好みではない。
だから園芸種でも少し控えめなものを選んで2株植えてみた。

でも園芸種のアジサイにとってはここの環境は厳しいようで、最初の年は花を付けたが、その後数年間はお休みモード。




今年は少しだけ花を付けている。やっと気候に慣れてきたのかな?

一方、花が小さく色も地味なため庭植えとしては人気がなさそうなヤマアジサイは売っている所が少なく、見つけた時に買って数種類植えてみた。




花も葉も枝も小さいけれど着実に育ち、毎年少しずつ花数を増やしている。




涼しげな感じが良い




ヤマアジサイが咲くと毎年やって来る少し大きめのハチさん。
マルハナバチだろうか・・・

花の上を止まらずに忙しく歩き回るため、写真を撮るが難しい。
でも、その一生懸命な感じが愛らしい。




こちらは一回り小さめのハチ、、、ではなく、ハナアブさん。

見た目はハチそっくりだけど、花の上に止まってくれるので撮影しやすい・・・笑。


裏庭の小屋から少し離れた場所は、元からあった自然の植物が育つエリア。






赤と黄、ツリフネソウは2種類




自然エリアのイトトンボ




チョウやトンボは庭のあちこちに




蕗の上で休んでいるのは、、、




モリアオガエル




今年も片隅にある小さな池では、モリアオガエルの卵。




好きな植物を植えて庭に手を入れるとしても、自然をそのまま残すことも大切なんだよね。

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