8年目、5月後半の庭で


小屋を建ててから8回目の春を迎えた。

冬が長い裏庭周辺では、5月初めにやっと春の花が咲き始める。

ミズバショウが咲き、サクラ やスミレ がゴールデンウィーク頃に咲き始め、5月後半になると庭にある木々順に美しい花を咲かせるようになる。


ウワミズザクラは毎年咲くのを楽しみにしている花である。




白い花房が木いっぱいに垂れ下がって、みごとである。

ただ、すでに老木のようで最近少し勢いがない。だからちょっと心配。


小屋の前にある大きなミズキの木、白い花の美しい満開をなかなか私達に見せてくれない。




一度に咲いて、あっという間に終りを迎える。

だから 満開の美しい花はたった一度、小屋建築中に見ただけである。

あと2〜3日で満開かな。
「ここに住んだ時のお楽しみ」ということで、今年も お預け。


最初の春に植えたモクレン、毎年冬の雪で傷めつけられてなかなか大きくなれない。


 

雪囲いをしても、積雪に押されて枝が折れる。

囲いで覆われた部分にある蕾は、冬の間にウサギたちに食べられる。

雪囲いをしなかった今年、雪の下で冬を越した蕾がたくさん 花を咲かせた。





小屋の表側では何年か前に蒔いたクローバーが地面を覆い、 緑の絨毯の中で黄色のタンポポや紫のスミレが 花を咲かせている。






一般的に雑草扱いのタンポポも、裏庭ではテーブルを飾る立派な花のひとつ。


 

そしてメインの庭では、スミレが足の踏み場もないほど花をつけている。

私たちが好きな庭の風景・・・


5月初め頃に春の味として私たちを楽しませてくれたフキノトウやコゴミ(クサソテツ)






今ではすっかり大きく育ち、勢力範囲を拡大中である。


2年前から続くマイマイ蛾の大繁殖はほぼ終焉を迎えているようだが、春になって マイマイの毛虫がモミジやサクラの木にまだたくさんいる。

本当はやりたくないが、ケムシは小さいうちに駆除しなければならない。




マイマイ以外のケムシを駆除しないように気をつけながら、殺虫剤を散布する。




アケビが花盛りを迎えた裏庭では、すでに小鳥たちは営巣し、朝のさえずりも少なめ。

この時期、裏庭の片隅にある小さな池から聞こえてくるのは、おちついた低音・モリアオガエルの声。

そして気温があがってくると、周囲の木々からは 賑やかなハルゼミの合唱が響く。

季節は初夏へと移りゆく・・・

● 「庭を育てようtop」へ戻る