菊を食べる文化


秋を彩る紅葉&菊の花




菊の香りが苦手な私、菊の花を室内に飾ることはめったにない。

今回は自宅ご近所さんからいただいた食用菊に小さな茎付き花があったので、一輪挿しに入れてみた。




いただいたのは2種類の食用菊。

花びらだけをとって、お酢を入れたお湯でさっと茹でる。




紫のは新潟でよく食べられる『かきのもと』。

そろそろシーズン終わりで、色が抜けて茹でた後の見た目はイマイチ。
(本来はもう少しきれいな色をしている)

花びらがやわらかいので、茹でた後に水けを絞るとクシャッとなってしまう。
シャキシャキした食感と菊の香りを楽しむ。




黄色のは、山形あたりでよく食べられる『もってのほか』かな?

花びらが比較的しっかりしているので、茹でた後に水けを絞ってもクシャクシャにならず見た目が美しい。

菊の香りはほとんどなく、シャキシャキした食感の中に花の甘みも感じられるので、菊初心者向き。

上級者の彼は紫のを辛子醤油でいただき、初心者の私は黄色のを胡麻和えにしていただいた。




菊を食べる文化圏にもう数十年住んでいるのに、相変わらず初心者のままの私。

でも今回、黄色い菊が美味しいことを知ってしまったので、数年後には中級者ぐらいにはなっているかもしれない。



[ 2023.11.03 ]


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