麓の喜多方市を通る時、以前から気になっていたお店がある。
『お菓子のヤマグチ』
店名からして「昔からある地元菓子店」のイメージである。
お店が気になるというより、
店の前にある幟に書かれたお菓子が気になっていた。
『ミラノパイ』
ミラノって、イタリアのミラノ?
名前からだけではイメージがわかない。
私が思い浮かべたのは「うなぎパイ」みたいなパリパリ系。
彼の予想では「中にあんこが入ったよくあるやつ」。
この日は喜多方の市街地を通ったので、
試しにミラノパイを買ってみようということになった。
「ミラノパイ、ありますか?」
店内に入ると少し年配の女性が応対してくれたが、
「ミラノパイは第20回全国菓子博覧会で賞をとった時から値段を変えていないの。他のお店なら1個180〜190円はするよ。」
「今日は笹団子が売り切れちゃって、ごめんなさいね。」
とかいろいろ説明してくれる。
笹団子を買うつもりはないので売り切れていてもちっとも構わないのだが、時期的に笹団子を求める人が多いのだろう。
なんとなくミラノパイ2個だけを買うのも悪い気がして、柏餅も買った。
(ミラノパイ \130-、柏餅 \130-)
さて、いろいろイメージしていたミラノパイ、
少なくても「うなぎパイ」のようなパリパリ系ではなかった。
そしてパイの中身は小豆餡ではなく「くるみ餡」と書かれていた。
食べてみると、思っていたくるみ餡とは少し違っていたが、素朴でやさしい味がした。
ずっと気になっていたミラノパイの正体がわかって良かったし、
何より一緒に買った柏餅がとてもおいしかったのが、一番の成果!
今度はおだんごでも買ってみようかな・・・
[ 2023.04.22 ]
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