山ぶどうジャム


以前は山歩きでたまたま見つけた山ぶどうを採ってジャムを作っていたので、小ビンに半分程しかできなかった。
毎年採れるわけでもないので、砂糖の量なども毎年試行錯誤で上達できない。

でも最近はほぼ毎年採れるようになったので、好みのジャムを作るための砂糖量も確定してきた。

ただし、タイミングが合わずに昨年は収穫無し。
ということで、今回は2年ぶりの山ぶどうジャム作りである。

9月20日、「まだ少し早いだろう」と思いつつ出かけてみれば、熟し度もバッチリな山ぶどうがたくさん。




すぐそばの木にはもっともっと、山のように実っていた。
こんなにたくさんあれば、私たちが少しもらっても十分にクマさんのもありそうだ。

そこで未熟果がほとんどない房のみ2袋分いただいた。




山ぶどうジャムは、イチゴやブルーベリーのように「煮れば終わり」ではなく、「煮た後にマッシャーで潰し、さらに絞ってジュースを取り出して煮詰める」という面倒な工程がある。

ちょっと大変なので、いつも時間がある時に、そしてやる気になった時にジャム作りを行うようにしている。

それまでは房から外した実をきれいに洗った後で冷凍保存。
この「房から実を外す」という工程でさえ、結構な時間を要する。

さて、ジャム作りをする気が熟したら、冷凍保存の実を鍋に入れ、砂糖を投入。

使う砂糖量は実の熟し具合により異なる。
今回は実(皮と種を含む)の量の70%にした。そのうち1/3量を最初に入れ、残り2/3は濾した後に入れる。




火にかけ、実から出た果汁と砂糖が混ざり、色も濃くなっていく。
少し煮たら火からおろし、潰してジュースを取り出す。

ここで活躍するのが、ザルとマッシャー。
マッシャーはギュッと力がかかるしっかりしたものが使いやすい。

このジュースを取り出す工程は力もいって大変なので、山ぶどうジャム大好きっ子の彼が担当。




でも今年は果汁搾り器を用意した。

今まではマッシャーで潰した後の実は布巾に包んで手で絞っていたが、今年からはこの搾り器が活躍する。(手で絞るより随分ラクになったそうだ)

搾り出したジュースは残りの砂糖を入れて、再度火にかけて煮詰める。
とろみは好みで・・・

搾った後の皮は、大根の酢漬けに活用した。




ブドウの色と香りがGood!!




さて、煮詰めたジャムは煮沸した小ビンに入れて密封。
ラベルを貼れば、完成~!!

実の熟し度により味や香りが異なる山ぶどうジャム。
毎年出来上がりが違うのもいいんだよね・・・

[ 2020.10.17 ]


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