冬の援助


11月、小鳥達は集団になって庭周辺の木々を移動していく。

賑やかな一団もあれば、静かな集団もある。

エサが乏しくなる雪の季節、生きるだけでも大変なのだろう・・・


冬季限定で、野鳥のエサ場を設置してみた。



果物が好きな鳥にはリンゴ



カラ類には落花生のリング





屋根付きエサ台にはヒマワリの種


11月末、早い積雪・・・

ラードと小麦粉と砂糖を練ったバードケーキやミカンも追加して、本格的に餌場を設置した。




 


12月末、エサ場にも雪が積もっていた。


  

「これじゃ〜役に立たないのじゃないの?」




餌場近くの木にとまるツグミ


・・・ということで、バードフィーダーの一つをテラスに移設してみた。
ここなら雪に埋もれることはない。


 

でも鳥さん達、気がついてくれるのかな?


1月&2月、エサ場は半分雪に埋もた状態。鳥がやってくる気配もなかった。
「エサ場作戦、今年は失敗で終わるのかな〜?」

3月初め、晴天のある日、外遊びを終えて小屋に戻って来ると、エサ台付近で何か動く影が・・・。




少し離れたところから静かに眺めていると、
ゴジュウカラのカップルがやって来てヒマワリの種をどこかへ運んでいった。

「シジュウカラ」ではなくて「ゴジュウカラ」。
「四十雀に五十雀? 冗談?」

いえいえ冗談ではなく、この鳥はゴジュウカラ。


 

2羽で種をくわえては飛び去り、近くの木々に隠しては戻ってくる・・・。

これを種がなくなるまでずっと繰り返し、見ている間に種が全部なくなった。




ふだん出会うことが比較的少ないゴジュウカラさん、

「来てくれてありがとう〜!」

● 「バードウォッチングTOP」へ戻る