8月に入ると、子育てをしていたシジュウカラもすでにヒナが巣立ち、小屋周辺の巣箱も空っぽになっていた。
時々ヒナ達を連れたファミリーらしきシジュウカラの群れが賑やかに横切るが、それ以外は小鳥達のさえずりはほとんど聞こえなくなった。 そんな中で、いつまでもさえずっている鳥がいる。 ホ〜、ホケキョ! ホ〜、ホケキョ! 「春告げ鳥」という別名を持つ「ウグイス」である。 早春に鳴き始めるので「春の鳥」のイメージが強いが、夏でも精力的に鳴いている。 他の鳥達がさえずらないだけに、ウグイスのさえずりがひときわ大きく響く。 近くを人が通ると、”ケキョケキョケキョケキョ・・・” とけたたましく警戒音を出し、人が離れると、”ホ〜、ホケキョ” といつものさえずり戻る。 でもその姿は 藪の中で、ほとんど見ることはできない。 裏庭の横にある林の中でも、縄張りを移動しつつ さえずっている。 彼はちょっと変わり者で、高い木の上で鳴いていたり電線の上にいるのを見かけたこともある。
ある日、庭の木の枝でさえずっている姿が見えた。 珍しく、テラスからよく見える枝で長い間留まっている。 口をいっぱい開けて、”ホ〜ホケキョ、ホ〜ホケキョ”
ウグイスはその姿を見ても、あまりかわいいと思ったことがない。 でもこの日のウグイスは目がクリッとしていて、とてもかわいらしい。 まだ子供なのかな?
こんなにかわいいウグイスちゃん、たまには姿を見せに来てね〜