バルコニーでリラックス 「ニホンザル」


「サルが多くなったよね。」

最近ご近所さんとの会話によく登場するサルの話。
確かに、以前はエリア内でみかけることはあっても、裏庭を通っているのは見たことがなかった。

だがこの2〜3年、裏庭でサルを見かけるようになり、雪上に多くの足跡を見ることが普通になった。

この日(2020.01.12)も窓外にはサルの姿。




今年は暖冬で1月になっても積雪が少なく、小屋裏の斜面では地面が出ている。


 

その斜面で何か葉っぱや茎を探して食べていたり、暖かい日差しを受けてウトウトしている姿は微笑ましい。




翌朝(1/13)、昨夜から降った雪で、銀世界となった。


 

昨日とは異なり、雪の中で寒そうにしている。エサも乏しい時期だし、かわいそうな感じがする。

しばらくすると群れの一匹が小屋に向かってきた。そしてスルスルと柱を登ってバルコニーへ。

「コラッ!!」

小屋に来るのが習慣化してしまうと問題が起きるので、窓を開けて小屋から追っ払った。

しかし、、、
追っ払われたサルは近くの木の枝に座って、名残惜しそうにこちらをチラチラ・・・

そして様子をうかがいながらソロソロと近づき、再びテラスに上がった。

人間が特に何も言わないことがわかると、やって来たもう一匹と毛づくろい。



さらに2匹で柱を登ってバルコニーへ。
ここなら冷たい風もあたらないし、雪もない。リラックスするには最適な場所だ。




窓ガラスが隔てているので、どうやら人間の姿が見えても平気らしい。








ほのぼのする光景でもあるが、人間と野生動物は一定の距離感を保つことが共存するための秘訣だと思うので、何か対処は考える必要がありそうだ。


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