出た〜!! 「ツキノワグマ」


2020年は暖冬で積雪がとても少なく、そのため例年になく雪が解けるのも早かった。




雪が早く消えたことで水芭蕉の芽が早く伸びたからなのか、GW頃には多くの水芭蕉が上部分を何者かにかじられていた。




それでも水芭蕉は大きくなり、いつもより少なかったが白い花(苞)は付けていたが、その後またまた何者かに根っこを掘られて食べられていた。

何年か前も水芭蕉の根を食べられたことがあったが、こんなことをするのはクマしかいないと思っていた。




6月、庭にある木の杭がかじられていた。これは絶対にクマの仕業だろう。




このあたりはクマの生息エリアなので、登山道にはクマ注意看板が出ている。

山歩きをしている時にガサガサとクマの気配を感じることはあっても、実際に姿を見ることはほぼない。(朝散歩で子グマに出会ったことはあるけれどね・・・)


7月24日、スポーツの日

朝一番に猫魔ヶ岳へ登り、小屋に戻った後は草刈りなど庭仕事。

この日は早朝から活動したので、珍しく午後3時に早めの作業を終了。
道具を片付け、小屋に入ってしばらくすると・・・・

庭で動く黒い影。




「クマが来た!!」



彼が指さす方を見ると、大きなクマの姿。
クマの出没は早朝か夕方と思っていたのに、こんな時間に堂々と!

他の動物たちより警戒心が少ない感じで、庭の真ん中をゆっくり進む。




そして草陰でしばらく留まって、何かをムシャムシャ・・・。
後で確認すると、ツリフネソウの新芽や花を食べていたようだ。

その後またゆっくり移動して、森の中へ消えていった。

今まで「庭にクマ出てこないかな?」なんて気楽に思っていたが、実際に出てきたのは大きな個体だった。

多分ここは縄張りの一部で、いつもこの辺りをうろついているのだろう。

これからは裏庭でも『クマ注意!!』が必要かもね。

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