内部塗装


ログハウスの内部は、特に塗装をしなくても良い。

しかし、床・壁・天井とすべてが無垢材なので、年月が経てば表面がガサガサになってくることも予想される。

そこで、壁と床には何かを塗ることにした。

壁のワックス塗り


私は少しニオイに敏感なので、室内壁には自然系ワックスを使うことにした。

最近はいろいろな種類の自然系ワックスが販売されており、どれもかなり高価である。

商品説明を読んでも、どれがいいのかよくわからない。

結局、フィンランドでウッドクラフトによく蜜蝋が使われているので、私達の小屋にも蜜蝋ワックスを使用することにした。

それに価格もリーズナブル。




[未晒し蜜ロウワックス]

この蜜蝋ワックス、カーワックス用のスポンジで塗り塗りし、ちょっと乾いたらすぐにきれいな布でふき取る。

大変そうに見えるけれど、塗りやすくてとてもいい。

A,B,Cの3タイプあり、ワックスの固さが異なる。
選んだのはCタイプ(マーガリンの固さ)。

ログハウスの天井と壁ならCタイプで良いことを販売元(生産者)に電話で確認の上注文した。

商品に添付されていた説明書に、「コツはケチケチ塗ること」と書いてあるところが気に入った(微笑)。

塗っている時にも、塗った後もイヤなニオイがしない。

缶からワックスをスプーンですくってスポンジにつける際、たまにハチミツの甘〜い香りがした。

ハチミツ好きの私には、もうたまらな〜い。
「おいしそ〜う!!(笑)」

このワックス、塗っても色が付かず、見た目には塗ったことがわからない。

でも触ってみると、あきらかに違いがある。
塗った部分はスベスベ素肌のようになっている。

そういう仕上がり具合も大変気に入った。
( 注: 木の種類によって、塗った後の色は異なるらしい )

床のニス塗り


無垢板の床は無塗装のままにしておくと、何かこぼした時にすぐシミになってしまう。
だからプロテクトという意味で、何か塗る必要がある。

本当は床にも蜜蝋ワックスを塗るのが体のために良いのだろうが、ワックスは定期的に上塗りしなければならない。

お掃除が好きな人ならいいが、私はお掃除が好きではないし、平日仕事をしている身なので、普段のお掃除になかなかワックスがけをする時間がとれない。

そこで、床にはワックスではなく、ニスを塗ることにした。

もっとも、私達は自宅でもこのフィンランドパインの無垢板を床に使用しており、その時もニスを塗った。

だからニスの効果は経験済みである。

わが家の御用達は「水性ウレタンニス」である。




油性と比べて水性はニオイが少なく、ハケなどの後始末も水で洗えば終わりで簡単。

欠点は油性と比べて割高ってことかな。

色は「つや消しとうめい」、透明なので色はつかない。
「つや消し」は変なテカテカがなく、ちょっと見ただけでは何も塗っていないような感じになる。

ただし「ニス」なので「ワックス」とは異なり、表面には塗装幕ができる。
だから少し滑りやすいかもしれない。


きれいに床を掃除した後、ハケでニスを塗る。




ロフト床から塗りはじめ、二度塗りもした。
そして1階部分に・・・。

ニス2缶が空になった。
「あ、新しいニスを買ってくるのを忘れた!!」

明日続いて作業ができるように、その後近くのホームセンター3軒を巡った。

しかし、「つや消し」のニスは売っていなかった。
「田舎では『光っているのが高級感があっていい』ってことなんだよ」

仕方なく普通の「とうめい」(ツヤがある)を購入し、続きを塗って仕上げた。




ツヤがでる透明ニスで仕上げた私達の小屋、はたして「高級感」は出たのだろうか???

● トップに戻る ●「電気配線2」へ