秋の恵み



秋になると毎年必ず、「今年山は豊作だろうか、それとも不作なんだろうか 」と気になる。

野生動物にとって、秋は長い冬に入る前の大切な蓄えの季節だからである。

山に実りが少ないと、熊や猿は山から下りて人里の野菜や果物を物色する。
豊作だとその年に生まれた小熊の生存率が高く、翌年秋の食べ物が不足する・・・という話も聞く。

ずっとず〜っと毎年豊作だったら、人も動物もうれしいのにね。

 


アケビと山ブドウ



春からみんなが言っていた、「今年は山ブドウの当たり年だ」と。

今年の秋は山ブドウだけでなく、アケビの実もよく見かける。

去年もこの近くで山ブドウを採ったけれど、ずっと少なかった。それでも大満足だったのに・・・







今年はカゴに満載。

山ブドウは酸味が強いので、わが家では いつもジャムにする。
とても香りが良いのだが、種がしっかり入っているので裏ごしなどの手間がかかる。

収穫量のあまりの多さに、私はちょっとビビった・・・

「ねぇ、クマさんの為にもっと残しておこうよ〜」




私達は自然の恵みを根こそぎ収穫をすることはせず、 野生動物のために必ず少し残しておく。それに熊は山ブドウが大好きらしい。

「でも、こんな小屋近くでクマさん出てきたら困るよ〜!」





山ブドウあるところに、クマさんあり !!


 

山グミ




彼が近くの山登りに出かけ、下山途中に見つけたヤマグミの実を摘んできた。
酸味が強くて種も大きい。ジャムにしてみたが、、、




「 渋〜!! 」

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