昭和のおやつ 「パン耳ラスク」



小屋に向かう途中、いつもの石窯パンの店に寄って朝食のパンを買った。
その時「もしよろしければ、おひとつどうぞ♪」と笑顔で勧められたので、バンの耳を一袋貰ってきた。(無料サービス)

「パンの耳」で思い出すのは子供の頃に食べた『パン耳ラスク』、サンドウィッチを作った時に出るパンの耳で、母がクルトンやラスクを作る。
子供としては、スープに浮かべるクルトンよりおやつのラスクがうれしかった。

しかし時代とともに世の中にはおいしいものがあふれ、特別な日のお菓子だったケーキが普段の日にも登場するようになると、庶民的でさほどおいしくないラスクは 家のおやつメニューから消えていった。

せっかく貰ったパン耳一袋、今日はラスクに挑戦してみることに。

まずはフライパンにバター(またはマーガリン)を溶かし、パン耳を投入。
全体にバターがまわったら、砂糖、シナモン、ハチミツ(またはホットケーキシロップ)をふりかける。

全体をざっと混ぜたらアルミホイルの上に出して広げ、オーブントースターで焼く。(フライパンで焼くよりトースターを使う方が早くできる)

全体がカリッ!としたらできあがり。




きっと今の子供たちにとっては あまりおいしくないおやつなのだろうが、シナモンの香りと甘さ控えめの味が大人向け。




懐かしさも加味して、ついつい手が伸びてしまう昭和のおやつである。



[ 2015.06.20 ]

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